奔放な遊び心、釉描な器
料理の盛り付けや見せ方に工夫を凝らすお店が増える中、時には器そのものを主役にした一皿をつくるという考え方もあります。器の面白さや存在感を前に出すことで、お客様の目を引き、会話や撮影のきっかけとなる見せ方ができます。
今回ご紹介するのは、釉薬の塗り分けによって生まれる、独特な柄と色彩が特徴の器です。
このシリーズは、一般的な絵具で細かな文様を描くのではなく、釉薬そのものを色ごとに塗り分けて柄をつくっています。そのため、線や模様は自然と大きくなり、手仕事によるわずかな揺らぎを含んだ、伸びやかな表情が生まれます。どこか親しみや面白みを感じさせる雰囲気も、この製法から生まれる特徴のひとつです。
器の柄や色彩を生かして盛り付けに少し動きを加えることで、料理と器が一体となった印象的な一皿をつくることができます。思わず目を留め、カメラを向けたくなるような場面を生み出す器としてご提案します。