割烹・懐石の器
季節の移ろいを感じながら、料理そのものを楽しむ割烹・懐石。
茶の湯の精神を受け継ぐ懐石をはじめ、日本料理の伝統を大切にしながら、店ごとの個性を取り入れた多様な料理のかたちが生まれています。今回は、そうしたお店に向けたさまざまな器をご紹介します。
お客様をもてなすために、その時、その場をどのようにしつらえ、季節をどう感じていただくか。そして、どのような時間を過ごしていただくか。割烹や懐石では、こうした考えのもと、料理だけでなく、器や空間を含めた一席がつくられます。
器は料理を引き立てるだけでなく、季節をさりげなく伝え、その場の趣をつくるものでもあります。一皿の印象を通して、そこで過ごした時間とともに記憶に残ることもあります。
なかでもおすすめしたいのが、土ものを中心とした、手仕事の表情が残る器です。素材と向き合い、形や風合いに心を配る作り手の姿勢には、一品一品に技と心を注ぎ、お客様をもてなす料理人の姿勢と通じるものがあります。料理の見た目に合うだけでなく、そこに込められた思いにもふさわしい器を選ぶ。そのような器選びが、一皿の料理、そして一席のもてなしを、より深く伝えてくれます。

一方、店ごとの個性や表現を生かすために、あえて変化のある器を取り入れることも、現代の割烹や懐石における一つの方向です。落ち着いた器の中に、ひときわ表情のある器を織り交ぜることで、一席の流れに印象的な場面をつくることができます。
「まごころ」では、受け継がれてきた伝統的な器から、現代的な感覚や遊び心を取り入れた器まで、幅広く取り揃えています。ぜひご覧ください。